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通巻289号 アメリカでスポーツの仕事をするということ
日本人インターンが見たMLSの現場とは?

(C)Tete_Utsunomiya

■目次

  • ●高知が「フライブルク」になるために
     フォルカー・フィンケ氏の講演に思う
  • ●アメリカでスポーツの仕事をするということ
     日本人インターンが見たMLSの現場とは?
  • ●ヤドランカさんの死と五輪招致の買収疑惑
     千田善のフットボールクリップ
  • ●読者感謝祭「二次会」のお誘い
     WM編集準備室(編集部・森衿子)

アメリカでスポーツの仕事をするということ
日本人インターンが見たMLSの現場とは?

 今回は久々に、アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)を取り上げることにしたい。これまで徹マガでは、ビジネス・マネジメントについては中村武彦さん、フィールド・マネジメントについては木村光佑選手から話を聞いている。今でこそ、日本でも話題になることが多いMLSだが、徹マガでは5年前から折にふれて取り上げていることを、この機会にあらためて強調しておきたい(笑)。

 今回、ご登場いただく渡邉邦彦さんは、実にユニークなキャリアの持ち主だ。現在、31歳。大学卒業後、商社に就職するものの「情熱をかけてできる仕事は何か?」と自問自答した結果、スポーツビジネスの世界に飛び込むことを決意する。J2徳島ヴォルティスのスタッフを経て、アメリカの大学院に留学し、マイナーリーグベースボールやMLSのインターンを経験して、この春に帰国。たまたまSNSを通じて先方からコンタクトしていただき、お話を伺っているうちに「これは面白い!」と直感したので、このほど徹マガ記事とにさせていただくことと相成った。

 工藤壮人(バンクーバー・ホワイトキャップス)や遠藤翼(トロントFC)といった日本人選手が活躍するMLSは、日本でもフジテレビが放映権を獲得するなど、このところ何かと話題のリーグである。日本での注目度が高まるにつれ、さまざまな評論がなされるようになったのは喜ばしいところだが、どうも「上から目線」な記事が少なくないことが気になっていた。そんな中、インターンとしてMLSに接してきた渡邉さんの視点は、思いのほか新鮮に感じられた。今回のインタビューは、「下から目線」からMLSの現場を知る貴重な証言である。渡邉さんのユニークなキャリアと共に、楽しんでいただければ幸いである。(取材日:2016年3月16日@東京)


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■スポーツビジネスの「ス」の字も知らなかった

――今日はよろしくお願いします。さっそくですが、渡邉さんのご出身はどちらですか?

渡邉 静岡の富士市です。静岡はサッカーどころで有名ですが、兄の影響で野球をずっとやっていたんですよ。富士宮西高校では、ずっと甲子園を目指していました。

――なるほど。大学は日本大学ということですが、当時はどんな将来を思い描いていたのですか?

渡邉 恥ずかしながら、ほとんど遊びばかりの大学生活を続けていて、卒業と同時に大阪にある化学薬品の専門商社に入ったんです。そこで「石の上にも3年」で勤めていたんですが、まったく興味が持てなくて。「じゃあ、自分が一生の間、情熱をかけてできる仕事は何か?」と自問自答したときに、出てきたのがスポーツだったんです。そこで知人に相談したところ、「スポーツビジネスといえば広瀬一郎さん」ということで、知人を通じて広瀬さんにお会いすることができました。それが2010年でした。

――広瀬さんに、初対面でいきなり「スポーツビジネスをやりたいんですけど」と相談したわけですよね。どういうふうに対応してもらえましたか?

渡邉 やさしく接してくれました。ただし当時の僕は、スポーツビジネスの「ス」の字も知らなかったので、今思えば失礼なことしてしまったなと思うんですけど。

――広瀬さんとお話をして、一番印象に残ったことってどんなことですか?

渡邉 話の展開が早過ぎて、しかもスポーツビジネスの基本的な知識もほとんどなかったので、正直あまり覚えていないんですよ(苦笑)。ただ、僕自身が「アメリカで勝負してみたい」という思いがあって、それを正直に話したら「いいね。スポナビの教え子がアメリカで頑張っているから、紹介するよ」という話になって。

――そこで当時、リードオフ・スポーツ・マーケティングに勤務していた中村武彦さん(現Blue United Corporation代表)を紹介していただいたということですね?

渡邉 そうです。それで中村さんが帰国されていた時に、広瀬さんと一緒にお会いして、そこでも「アメリカで勝負したい」と申し上げたんです。そしたら中村さんから「君、英語できるの? ネットワークあるの?」って聞かれて、まったくありませんと答えたら「冗談じゃないよね」って、けっこうお叱りを受けたんですよ。

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